水泳の話(バタ足編)
コロナ過での過ごし方も、変化してきていますね。
今年は学校でも水泳の授業が行われるところが多いようです。
今回はバタ足のお話をしたいと思います。
アドバイスで「膝を伸ばして蹴りなさい」とよく聞きますが、アドバイス通りにやってるのに全然進まない、逆のバックする、なんて事はありませんか?
そもそも水泳選手は膝を伸ばしたままバタ足は行いません。
ではなぜ膝をのばしてという事になったのか...
1.バタ足には2つの動作がある
バタ足の動作を見てみると大きく2つの動作があります。
ダウンキック(図②、③)とアップキック(図④)
2.アップキックは膝を伸ばす
バタ足は鞭のようにしなやかに動かすのが理想です。
しかし、慣れていない動作は先端に意識がいきやすくなります。
足を上げる動作をしようとすると、足先を先に動かしアップキック時に大きく膝が曲がってしまします。その為、膝を伸ばす様にアドバイスしたのです。
3.簡単そうで難しいバタ足
実はバタ足の動作は、手に比べ不器用な足のは難しく、簡単にするため常に足をのばした状態で動かすようになったのです。
しかし実際には伸ばした状態だと水を蹴る方向が下に向き、一生懸命に動かすけど進まないという事態が起こるのです。さらによく聞く「大きく動かして」という事が加わると、水を蹴る向きは下から自分の頭の方向にいき、バックするという事になるのです。
では、理想のバタ足とは...
1.姿勢は水面に対して並行でまっすぐに
2.脚の付け根からしなやかに蹴り下ろしていく。
※鞭がしなるようになので、図②の様に膝が曲がり太ももから動いていく
3.ひざ下が動いていき、足首がしなるように動いていく。
4.蹴りと同時に太ももが上がっていく。(図④)
足の甲で軽くボールを前に蹴りだすなど、イメージをしやすい動作をもって繰り返し練習しましょう。